Column

音楽メディア

最近、音楽を聴く時はほとんどiPodかPower Bookからしか聴いていないことに気づきました。ちょっと前まではCDケースにCD何枚か入れてCDウォークマンと一緒に持ち歩いていたのに、今ではCDすらも「かさばるなあ」なんて思っちゃったり。すでに「コンパクト」ディスクとは思えなくなってますね。それどころか最近では、CDからiPodに読み込むひと手間ですら面倒になってます。もともと面倒くさがりの横着者なので、こういう便利な時代になると助かっちゃいます。こうやって時代はだんだんとCDから遠ざかって、来年の今頃にはCDなんかもう買わなくなって、ほとんどダウンロードかフラッシュメモリで音楽を買うことになっているのかも知れないなあ。
ジャケットとか歌詞カードといったアートワークのあり方も激変しそうですね。ちょっとした動画PVが同時購入できるのが当たり前になったり。音楽だけのダウンロードと動画込みのダウンロードだと値段が少し違ったりしてね。
そうなると、音楽を作る側からも、初めから音楽と映像のワンセットが前提の作り方をする人も出てくるでしょうね。ミュージシャンとCGデザイナーのコラボレーションとか、もっと踏み込んでデザイナーの作品に音楽がついてたりね。僕も何人か大好きな映像作家の方がいるので、そういう面々と一緒に何か作ろうかな、と企んでいたりもします。
でも、たとえそんな時代になっても、音楽だけで人に伝えたいことや、人に伝えたいという気持ちは今までと変わりないし、僕の音楽の作り方も作る姿勢も、時代によって変えていくことはしないだろうなあ。メディアがどう変わろうとも、技術が飛躍的に進歩しても、人のココロを動かせるのは人のココロだけですからね。

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