Column

Laughin’ リリースイベントレポ(後編)

11月18日金曜日19:30、LA FABRIQUE集合。
ダイニングバーだった会場を撤去し、舞台と控え室の設営、ライブとショーの音出し・リハーサルを2時間以内に行わなければなりません。
機材の組み立て、配線、モニターの音チェックと、想像以上にやることは多く、スタッフは一秒たりとも手を休めずに作業に専念。
設営に関してはおまかせモードだったタケシも、スタッフの慌ただしい様子を見て手伝う気になったのか、自らオルガンの横にブロックを2段ほど運んでいます。
「何これ?」と尋ねると、どうやらライブ中に気が向いたら登るための台とのこと。
「何それ?」この忙しいのに!と言うのも時間がもったいないほどてんてこまいしていたのですが、後でこのブロックは大活躍するのです。

無事に準備を終え、22:00、開場と同時に続々なだれ込む観衆。
あっという間にスシ詰め状態となり、業務連絡も取れない状況になってしまいました。しかしむしろこれだけたくさんのお客さんに来てもらえてスタッフも満面の笑顔です。
とはいえ秒刻みの怒濤のタイムテーブルが既にスタートしています。緩んだ顔をもう一度引き締めなくては。

GROOVY SAUCEレジデントDJによる攻めのプレイが、会場のボルテージをみるみる上げていく。
そしてすかさずDJタケシにバトンタッチ。それまでガッツンガッツン4つ打ちで鼓舞してきた会場をサイケでグラムなムードにガラリと変え、SHIMAのmini showが始まりました!
とってもカワイイモデルさん達が次々壇上へ上がるなりバッサバッサと髪を切られ、キュートでちょっとエッチなディーバへアレンジされていきます。
カットを終えた彼女達がエロティックにDJタケシに絡むものだから、彼の鼻の下は伸びっぱなし。
次ライブなんだから、その顔はまずいなあ。誰かアイロンでもあてといてくれ!

SHIMAのmini showですっかりヒートアップした会場。突如としてどこからか流れる「The Theme of “JOY”」!それに合わせてエレキベースの竹下さんがワイルドにビートを刻み始めると、オーディエンスが歓声を高めながら踊り出す。
庵原さんのフルートとタケシのピアノが激しくユニゾンし、会場のグルーヴと演奏のグルーヴが次第に一体化してくる!
そう、皆が待っていた本日のメインイベント、中塚武スペシャルライブのスタートです!
「Melody Fair」で岡田響子さん、「Lift Me Up to the Sky」ではdNessaファミリーが壇上に上がり、音のダイナミズムを増していく演出で、ライブ序盤から既に観客の体温もフロアの気温もヒートアップ!
そのアツさのせいか「Lift Me Up to the Sky」のセカンドコーラスに差し掛かったところで突然Macがフリーズし、肝心のオケがストップしてしまった!
しかし鉄壁のミュージシャン達は全く動じることなく堂々とオケ無しで完奏。観客の中にはオケがストップしたことなど全然気づかない人もいたみたいです。
マックの復旧を待つため、おしゃべり男・タケシの独壇場、長〜いMC。「あなたは志村けんではない」という注意を全く守らず、『8時だヨ!全員集合』における志村級のカリスマ性を発揮して会場のボルテージをあげると、次の曲「Hooray, La La」のサビでは会場全体がビートに合わせ、両手を挙げて左右に振ってくれている。
う〜ん、『全員集合』に比肩するこの一体感。ライブはこうでなくては!
そのビートのままdNessaファミリーによるスロウなアカペラが始まると、観客は「これ何の曲?」ととまどっている様子。
だんだんスピードを上げてリズムがスタートすると、おお、これは何と「Magic Colors」!
まさかこの曲をライブでやるとは。客もビックリ、スタッフもビックリ。タケシしてやったり。
凄まじい勢いでアッパーに転じた観客を、さらに煽動するようにタケシはオルガン横のブロックに登ってアピールしまくり。自ら運んだブロックが大活躍ではないか!
「Stay」のラストのキメが終われば、会場中がまさに興奮のるつぼ!

メンバー同士握手を交わして成功を讃え合いながら、スーパーDJ・田中知之さんをステージに招き入れる。
タケシとはかねてより親交の深い音楽仲間。
ガリガリ君ダイエット男と包容力満点の田中さんが抱き合うという、次世代のシーンを担う音楽革命児2名が同じ壇上に立った歴史的瞬間です!
グイグイと惹きつけるパワフルなプレイがスタートし、観客も呼応して踊り狂う。
強烈なカットインと見事なフェーダーワークでフロアの興奮を巧みに操る田中さん。さすが!
爆裂ライブに続き、圧巻のDJプレイで会場を沸騰させてくれました。

DJを終え別会場へ向かう田中さんを送り出し、再び中塚武のDJ。全くこの二人は忙しいったらありゃしません。
タケシはSHIMA mini showと曲調をガラリと変え、脳しんとうを起こさせる凄まじいハウス目白押しで、三たびフロアを沸点に導く。常識外れの三度炊きで観客は男も女もツヤツヤの食べ頃に!
そしてこれでもかとGROOVY SAUCEチームによる四度炊き!
猛烈に濃い〜い内容のこの夜のイベント、一年分踊ったんじゃないか?と思われるくらい、観客のパワーもものすごいです!みんなありがとう!

ライブ中に思わぬハプニングがあったりしましたが、こういう想定外の事態も生イベントの楽しみの一つ。
最後にDJブースに立ったタケシは「こんなに素晴らしい仲間と一緒にイベントが出来て、僕は幸せ者です」と一言。
いやいや、タケシ君。こんな場面に立ち会えた我々スタッフこそ幸せ者ですよ。

こんな楽しくアツイ夜は、是非何度も味わいたいものだ。というわけで早速2006年1月20日を皮切りに、LA FABRIQUEにて新生・GROOVY SAUCEを開催していきますよ!ご期待下さい!!


鉄壁の布陣とともにリハーサル中。左は庵原さん。


タケシとdNessaファミリー、岡田響子さん。


いきなり超満員です!


エロカワイイSHIMAのmini showのモデルさん達。左手前にDJタケシ(柱の影になってますがもちろん鼻の下延長中!)


始まりました中塚武のアドリブ長ゼリフ。


MCが終わらないのでメンバー苦笑中。タケシの奥のベースの竹下さんも呆れています。

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