Column

カラリス


「遊び」に関しての僕の信条はかなりハッキリしていて、特にゲームではそれが顕著なんですね。最近のゲームはグラフィックばかりがものすごく綺麗で、実写と見紛うものも多いですが、ゲームそのものの面白さとは何の関係もない部分にそれだけ力を入れていても、肝心のゲーム自体は全然面白くなかったりしてね。「お化粧は上手だけどスッピンはどうなの?」みたいなことになっちゃってるゲームが溢れすぎて、最近のゲームは全然好きじゃなかったんです。結局テトリスとかの方がオモロイじゃん、なんて思ったりしてね。

そんな僕の思いに世界のNINTENDOが気づいてくれたようで(そんな訳ないか)、ゲームボーイから超シンプルゲームのシリーズが出ました。その名も「Bit Generation」シリーズ。ゲームのルールと映像はいたってシンプルなものばかり。だからこそゲームそのもののアイデアと面白さ、難易度のバランスなどが大切になってくるのですが、そこはさすがNINTENDO。バッチリの面白さでした。

中でも特に僕がハマったのが「Coloris(カラリス)」。ブロックの色を変えて同じ色に揃えるとブロックが消えるという、「ぷよぷよ」と「さめがめ」を足したようなルールなのですが、色の変え方などに制限がある分、すごく新鮮なゲームでした。映像も音楽も最高で、しかもゲーム自体が面白い!すっかりハマって3日で全面クリアしてしまいました。

こんなに同じゲームをずっとやったのは久々だなあ、なんて感慨に浸りながら全面クリアのエンディング画面をボーッと見ていたら、何と音楽のクレジットにアノ人の名が!これにはビックリ。あ〜、不覚にも「カッコイイ」とか思っちゃったよ〜。

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