Column

Raul Midon / State Of Mind


John Legendとともに間違いなく今年一番聴いたアルバム。全曲最高。もう何度聴いたことか。。。
歌とギターの超絶技巧っぷりも確かに凄いけれど、それだけでは単なるサーカス芸なのでそこに僕はあまり興味が無い。技術大国ニッポンでは、人を感心させたいのか感動させたいのかよく分からない技巧派ミュージシャンをよく見かけるからね。
でも彼は違う。まず作品としての曲が素晴らしい。メロディもコードの紡ぎ方も丁寧で誠実。そして何より歌が良い。上手いとかそういう問題ではなくて、自分の歌でしか表現できない事を伝えようとしている。それが曲からひしひしと伝わってくる。ジャンルにも流行にも話題にも頼る必要がない、唯一自分の音楽だけを信用している、っていう思いが刺さってくる。ものすごく共感します。歌詞はYAZAWAみたいだけどね(笑)。
僕が思うに、彼の卓越した技術は、単に彼自身が自分の作った音楽を伝えたかったから身につけたんだと思う。「練習のための練習」「上手くなるためだけの練習」に終始している多くの人にはぜひ見習って欲しい姿勢だよなあ。
レコーディングが詰まっていて秋のライブには行けなかったけれど、ライブを観た人から多く聞いたのが「人間業とは思えないくらい上手い」みたいな感想ばかりだったのが残念。そんなものが観たいならボリショイサーカスにでも行けば良いのに。1月の再来日はぜひこの目この耳で観ようっと。

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