Column

【情報アレルギー対策(3) 嫌われてもいい】

(つづき)

情報アレルギー対策の3つ目が、3つの中で一番難しい【他人に嫌われることを恐れないこと。】

情報社会って、単にいろんな情報が世にあふれるだけじゃなくて、自分に関係する情報や返信もあふれるってことなのですね。
「炎上」なんてネットが無ければあり得なかった現象ですし。
そのぶん、人から好かれたり嫌われたりすることも、リアルな生活とは比べものにならないほど頻繁に起こってしまいます。

ですから、



実生活上での「好かれる」「嫌われる」と、
情報社会上での「好かれる」「嫌われる」は、
実は全然意味が違う!



ということを、自分に言い聞かせておくのも大切ですね。

でも、ひとことで「嫌われることを恐れない」と言っても、これがまたなかなか出来ない。
誰にも相手にされないのもキツイけど、誰かに嫌われるっていうのもこれまたキツイ。
それをそのまま受け容れるのって本当に難しいことです。



そういう時に僕が採っている方法は、
「嫌われた人を、逆にこちらから徹底的に避ける」
って方法。これが効果てきめん。

ただただ心の中でその人が、まるで世の中に存在しないように振る舞う。
ふと噂や話に出ても、まったく反応せずに一言もコメントしないww。

そうすると自分の中でその人が、
「嫌われてる人」
ではなくて、
「こっちから避けてる人」
にすり替わる。

なんだかとても痛快な錯覚。

人間なんて単純なもので、自分の方が積極的に避けてると、そのうち本当に存在を忘れちゃうんです。
そうすると、あんなに怖かったはずの「嫌われる」ということが、意外と大したことなかったことが分かる。

みんな情報アレルギーのしわざ。
単なるシンドロームにすぎないのです。
だって、本当はみんな、直接会えば魅力的な人に決まってるもん。



情報って本当は人間のためのもの。
なのに、情報のために人間が動き回ってる感じがしちゃいますよね、最近。
まるで情報の使い走り。
でも本来は、あくまでも情報が人間の使い走りなのです。
人間は情報なんかよりも断然エライのです。

なのに、人間さまの奴隷のはずの情報に操られ、ちょっとした言葉のあやとか単語の解釈の違いで全人格を否定したり、かと思えば神のように崇めたり。思考回路がまるでデジタル。
人間はデジタルではないのだから、感覚を「+」「ー」かの二者択一にする必要は無いですよね。



情報アレルギーは風邪のようにすぐに身体に襲いかかってきますが、情報やネットに振り回されず、ネット上でも人間らしいコミュニケーションを取っていればすぐに完治するものでもあるのですよね。

マイペースで、自分らしく生きていくのが一番。

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