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Lyrics : album art

2013.2.6 Release
UVCA-3016 / 2,800円(税込)

2013年は、中塚武のソロ活動 10th Anniversary Year!その幕開けを飾る第1弾リリースとして、3年ぶりとなるフルアルバム『Lyrics』がついに完成!

これまでも多岐にわたる方面で恐るべき才能を発揮していた中塚が、今作では作詞・作曲・編曲はもちろん、歌唱・ピアノ演奏・プログラミング・管弦オーケストラアレンジに至るまですべて本人自ら手がける、極めて精緻な作品となった。琴線に触れるメロディーに加え、ジャズをベースに様々なジャンルの音楽を有機的に組み込んだ独創的な楽曲のクオリティは、今作でさらなる高みへと達している。

特筆すべきは、「いま」 を生きる同世代の日本人が漠然と抱く感情を等身大に表現した歌詞世界。 確かな視線の中に哲学的な趣きがある独特の語り口は、ストーリーテラーとしての中塚武の新たな魅力を感じさせる。日本語の持つ響きや語感を自らの歌唱で表現し、これまでにない極上の日本語ポップスへ昇華させた。

ゲストミュージシャンには、松岡 "matzz" 高廣 (quasimode)、YOHEI (JABBERLOOP)、NAOTO、佐々木史郎 (ex. オルケスタ・デ・ラルス、熱帯JAZZ 楽団)、河合わかば (米米CLUB、クレイジーケンバンド) 他、現在の日本のクラブジャズ界を賑わす豪華ミュージシャン達が参加。ミックスは、大沢伸一、TOWA TEI、m-flo 等で知られる今本修氏、マスタリングには、木村カエラ、クラムボン、Paris Match等で知られる川﨑洋氏が担当。瑞々しく躍動感あふれる最新型のサウンドスケープに仕上がった。

全曲セルフプロデュースの楽曲群の中に収録されたフリッパーズ・ギター「恋とマシンガン」のカヴァーも秀逸。10年代の日本語ポップス名盤ここに誕生。

中塚武『Lyrics』

  • 01 : 冷たい情熱
  • 02 : 虹を見たかい
  • 03 : 愛の光、孤独の影
  • 04 : 涙に濡れた夢のかけら
  • 05 : 月を見上げてた
  • 06 : すばらしき世界
  • 07 : 白い砂のテーマ
  • 08 : ひとえ、ふたえ。
  • 09 : むかしの写真
  • 10 : トキノキセキ
  • 11 : 恋とマシンガン
  • 12 : 終わりは始まり

akiko 様

中塚君が非常に優れたメロディメイカーでありミュージシャンでありアレンジャーであることは以前から十分すぎるほど承知しておりましたが、今回はもう一つ、彼がとても感性豊かな詩人であることを再発見しました。さすがのクオリティ。何から何まで全部自分でやってしまうなんて、本当に多才な人!とても尊敬しています。

Cana (Sotte Bosse) 様

中塚さんは、きっと遊び人だ。そうじゃなきゃ、こんなにカラフルな音楽はつくれないだろう。
遊園地で、砂場で、信号待ちの交差点できっと今日もどこかで遊んでいる。
今を楽しめているか、感じられているか、このアルバムがわたしのバロメーター。
大人が楽しんじゃったら、最強だよね。

椎名純平 様

僕と中塚さんの出会いは、去年の今ごろ、二月のことだった。彼の主催するイベント “BEAT COMMUNIST” への出演をお誘い頂いたのだ。
だが実はその遥か以前から彼の名前はある音楽機材系の雑誌のレビューなどでお見かけしていた。その文章は硬質で落ち着き払っており、僕はその文体からてっきり「この人はかなりお年を召したエンジニアかアレンジャー辺りに違いない」と決めつけてしまっていたので、初対面の時はイメージとの誤差のでかさに心底驚いた。
文体は初老しかしパッと見は王子(全方位的に失礼な物言い)…この僕の勘違いはしかし彼のアルバムを拝聴する限り、そう大間違いではないのかもと思う。彼の音楽には、理知深い老人と風通し良い好青年が不思議なバランスで同居しているのだ。
アルバムを一聴してまず耳を奪われるのは、現代的エッジを持ちながらポップな楽曲と、緻密なリズム/管弦アレンジだ。変拍子や難しいコード使いが連発されているのにこの耳馴染みのよさ。欲しいところに過不足なく配されている楽譜の確かさ。これらを彼がほとんど一人でこなしているというのだから憎たらしいとしか言いようがない(笑)
そして、あの声。僕は残念ながら男性だが、彼の声で甘えられたら、或いは冷たく言い放たれたら、やはり世の女性は母性をくすぐられてしまうのだろうか。
しかししかし。
このアルバムの最大の美点であり力点は歌詞だと思う。僕は一曲目の “冷たい情熱” の一行目 “神様の手からこぼれた人” というフレーズでいきなりノックアウトされ、以降12曲目の “終わりの始まり” まで歌詞カードを見ながら一気に聴きいってしまった。 「おいおい、この曲は僕のことを歌っているのか」と。
「どうして僕のことを分かってるんだ」と。
中塚さんの言葉はビターだ。ひとの心を抉る凄みと冷たさを湛えている。なんか分からんが「大丈夫だよ」と連呼する奴らのような空虚で生ぬるい笑顔は決して浮かべない。その代わり「誰も置いてけぼりにしない」という、真摯な姿勢が貫かれている。
誰も置いてけぼりにしない。そう簡単に口に出来ることではない。しかし彼は、その覚悟の強さと軽やかさをその歌詞の端々にちりばめて、あなたを待っている。
アルバムのタイトルは “Lyrics”(=歌詞)
なるほどね。
僕はもう唸るしかない。

土岐麻子 様

聴いて踊れる。読んで考えさせられる。という、二重構造。
そして、音にも歌詞にも、"真のハッピーとはなにか"という問いかけがたくさん詰まっているような気がしました。
崇高なポップさです。

ナカムラヒロシ (i-dep) 様

中塚武は、わがままである。
プライベートでというわけはなく、音楽に関してである。
自分のやりたいことを、どこまでもやりきる漢である。
今回のアルバムをオシャレという人もいるだろう。
でも、僕にとってこのアルバムは男臭いにつきるのである。
そんなわがままな男39歳中塚武の今がつまったアルバムなのであーる。

野宮真貴 様

中塚くんとは、ここ数年で急接近!去年は、私のデビュー30周年記念ライヴで音楽監督をしてくれましたね。おかげで最高のライヴができて、心から感謝しています。
それにしても『Lyrics』は、ソロ活動10周年にふさわしい素敵なアルバム!早くライヴで聴いてみたい〜。こんなに才能があって、ハンサムで、性格もいい人見たことない。今年は突っ走って下さい!

Bikke (Tokyo No.1 Soul Set) 様

イイ!とにかく聴きやすい!イイ!最近、オモロイことしようと思っているのか、妙に引っ掛かる曲を作る人や、ポップ!ポップ!とか言って、ザルみたいな曲を作る人がいるが、このアルバムは、マジで丁度イイ!こういうものを、ポップス!て 言うんだね!

ミズノマリ(paris match) 様

男気と色気、どちらも溢れ出したアルバム☆
中塚君の頭の中を全部吐き出したようなアルバムになったのでしょうか。
豪華なアレンジやメロディーの展開が巧妙なのは言うまでもなく、
甘い歌声に乗せたドラマティックな歌詞は、
その世界に入ってみたくなるようなものばかり。
ぎゅっと胸を掴まれ、私も歌ってみたくなっちゃいました♪

ミッツ・マングローブ 様

いつもケタケタと笑う中塚くん。
そんな感情を出し惜しみしない、まるでお酒でも飲みながら語り合っているかのような彼の音楽。
結局何を語り合っていたのかは、ぼんやり。
「すっごい気分よかったことだけは覚えてるんだけどね〜。」と、
そしてまたふたりでケタケタ。

Rocketman

また、音の職人がやってくれました。風化しないサウンド、さすが兄貴!!