2006年06月19日 月曜日
015 「お祝い」され下手
先週はイベントでお誕生日を祝ってもらっちゃったりして、年甲斐もなくマジで心の底から照れてしまいました。大雨の中だったのにたくさんの人が来てくれて感激でした。遊びに来てくれた皆さん、プレゼントまで持参してくれた皆さん、イベント関係者の皆さん、この場をお借りしてお礼申し上げます。どうもアリガトウ。
こんな仕事をしていて何ですが、昔から自分が主賓のようにお祝いされる場というのがどうも照れくさくてね。小さい頃から誕生日会なんてされたことがほとんど無くて、他人から呪われることはあっても祝われることが少ない性格なもので。
で、そういうお祝いの場で何が一番照れくさいかと言えば、その「お祝いされる」はずの場所に、お祝いされると分かっていてノコノコと出向いてしまう自分が一番恥ずかしいのですね。「何だよ自分、照れくさいとか言いつつ、しっかり期待してんじゃねーか?」なんて自問自答しながら、あまり物欲しげな顔とかしないように気をつけたり、イヤやっぱり素直に喜んだ方がいいかな?なんて自分の小心さを丸出しにしたりしてね。そんな下らない煩悩に頭を巡らせてしまうから、いざ「おめでとう!」なんて言われると、つい「すいません」って返答してしまったりして。おいおい普通は「ありがとう」だろーが。
イベントでも郵便でも、全国各地、果ては海外からも本当にたくさんのお祝いの品を贈って頂いて本当にアリガトウございます。本当に本当に嬉しい限り。頂いた贈り物を部屋に並べてみたら、そのほとんどが「お菓子」「日本酒」「酒の肴」「音楽」でした。うーん、みんな僕の事を本当に分かってくれてるなあ。まさにパーフェクトな晩酌セット。ワールドカップを観戦しながら、こころゆくまで堪能させて頂きます。当分二日酔いが続きそうなので「ウコンの力」を買い貯めしなきゃ。
2006年05月01日 月曜日
014 ヨーロッパツアー中
先月のGroovy Sauceが終わった後そのまま成田からヨーロッパツアーに発ち、今ドイツにいます。今回はNYのDJ、ursula 1000と一緒に回っています。昨日はフランクフルトでライブ&DJでした。こんな感じのお祭り騒ぎ。
この1週間はサマラ、カザン、ウーファと、大学受験が地理選択だった僕でさえ聞いたことの無いような中央アジアの都市を回って、本当に日本に帰れるのか心配でした。ようやくドイツに戻って明日から4日間スイスなので、普通の文明のありがたみを噛みしめています。こんなカザフスタン国境近くの町でも僕の音楽を知ってるなんて、世界って広いんだか狭いんだか。サマラでのライブ直前はこんな感じ。
ヨーロッパはコンビニがほとんど無いのでコンビニっ子の僕は1日に2回ほど禁断症状に陥ります。あーコンビニでハッピーターン買い食いしたい。
2006年03月22日 水曜日
013 散歩コース(浅草編)
今まで国家最高機密だったのですが、僕は年に3回浅草に行くんです。5月に三社祭を遠目で見に行って(ほとんど露店の焼きそばを食べ歩くだけですが)、夏の四万六千日にほうずき市を通り過ぎに行って(買ってもまったく使い途がないからね)、11月には並木藪の新蕎麦を食べに。ていうか他の2回もけっきょく並木藪には立ち寄るんですけどね。
三社祭とかはみんなイナセな格好しててね。僕なんかが着たら似合わないだろうなあ、なんて憧れながら焼きそばを食べ続けて。人でごった返しているにもかかわらず、都心のよどんだ人混みとは空気がまったく違うんですよね。みんな笑顔だからだろうなあ。笑顔だったらどんな人混みでも気持ち良いんだ、なんて考えながらまた違う露店の焼きそばを食べて。
その3回以外でも、レコーディングが早く終わって結構良い仕上がりになって、しかも次の〆切がまだまだ先、なんていう奇跡的な日は、その奇跡を祝うためにやっぱりぶらりと浅草まで足を伸ばします。
普段の日は焼きそばの露店も無いので、まず並木藪で蕎麦をたぐって、浅草寺をお参りしてから蔵前までのんびり歩いて、地下鉄に乗って森下の「みのや」の桜鍋を食べに行ったりしてね。つまりずーっと食べてるわけです。
少し前はビールで桜鍋を小鍋仕立てで、という感じだったのですが、ビールが苦手になった今は専ら日本酒で馬刺しが嬉しくなってます。
「何だかいつも呑気な生活してるなあ」というちょっとした後ろめたさがまたお酒にほんのり苦みを与えて、「まあまあ今日は奇跡のお祝いだから」なんて自分をなぐさめながら肉をつつく。
こういう散歩はぜったいにひとりで行くべきですね。誰とも会話しないからこそ美味い酒もあるから。さすが横浜在住の引きこもり。
2006年03月05日 日曜日
012 散歩コース(上野編)
普段の仕事の中では一日に別のレコーディングが2本続くことも少なくないのですが、場合によっては「お昼にレコーディングが終わって次が夜」なんてこともよくあります。横浜在住の僕の場合「ちょっと家に帰って仮眠」なんていう自分にやさしいスケジューリングも叶うわけがなく、大都会東京を一日じゅう迷子の子鹿のようにひざをガクガクさせながら彷徨うことになるわけです。
都心のまっただ中にいるだけで人混みに悪酔いしてしまうヤワな三半規管を持つ僕は、喧噪を避けて上野か浅草にひとりで散歩に出ます。
僕のおきまりのコースは、上野広小路駅から歩いてすぐ、和菓子の「うさぎや」でどら焼きと最中を買って、そのまま不忍池まで少し戻るんですね。
のんびり歩いて日差しの暖かさを肌で感じたら、池のほとりのベンチに座って、買ったばかりのどら焼きをやおら取り出してね。まだ温かい焼きたてのどら焼きをほおばりながら、さんと照っていた陽が傾いて空の色が焼けるまで、ぼぉ〜っと座ってるんです。ホントにぼぉ〜っと。たぶん口も半開きかも。
2、3時間ほど座っていると曲とかも浮かんじゃうのですが、この時に浮かんだメロディはどんなに良くても全部ボツ。五線紙メモに留めることもしません。だって面倒だから。この時ばかりはメロディよりもどら焼きがエライ。音楽は池を泳ぐ水鳥の音だけで良いんですよね。でも水鳥にどら焼きはあげません。水鳥よりも僕の方がこのどら焼きの美味しさが分かるから。
気づいたら周りは学生カップルか老夫婦ばかりで、男一人でいるのは僕か他のベンチで寝ているホームレスばかりだったりして。まあ僕も似たようなもんか、と思いながらこの日6個目のどら焼きを開け始めて。食い過ぎだっつーの。
2006年01月15日 日曜日
011 ミスタープロ野球
今日、数年ぶりにミスター・プロ野球、長嶋茂雄さんが公の場に出て肉声を披露していました。チビっ子に野球を教えたりしてるのも長嶋さんらしかった。別に彼が好きって訳でも何でもないのだけれど、人間が病気や挫折を乗り越えて社会に復帰することの尊さというものを見せてくれました。
彼が現役の選手時代にまだ僕は生まれていなかったので、選手としての彼の魅力は正直言って分からないんだよね。今やそういう人も大勢いるでしょう。だから監督とかやっててもいまいちピンと来なかったし、彼が元気な時は「過去の栄光」っていうか、周りが持ち上げ過ぎって感じがしてたんですよ。
でも今回は全然違う。プロ野球とは全く関係なく、人間が誰でも年老いた時に何らかの形で迎える老化や病気。それは乗り越えられる人もいれば残念ながら乗り越えられない人もいる。そこで元気な姿を、しかも公に見せられるというのは人並み外れた努力とリハビリが必要なんだよね。野球界のカリスマとか関係ない。むしろあれだけの注目とプレッシャーがある中でのリハビリと回復。その重圧。「今オレがどう見えているか」なんて関係ない「とにかく野球が好きなんだ」という彼の心意気に涙が出たし、心から尊敬の念を抱きました。
僕は不摂生なのでこの先どんな不健康な人生が待っているか分からないけど(とりあえず虫歯治さなきゃ)、どんな状態になったとしても、微力ながら何かを人に伝えたいという心意気だけは持っていようと思うんだよね。人間として生きている限り、自分の最期の瞬間までは他の人間のために心を尽くしたいな、と思いました。
2006年01月04日 水曜日
010 初風邪
新年あけましておめでとうございます!!
「花より男子」のおかげで中塚という苗字もすっかり全国区になった昨年でしたが、さあ今年も適当に怠けながらやるぞー、と元旦の朝にベランダから見える富士山に叫んだのが功を奏したのか、正月からすっかり大風邪ひいてしまいました。
さすが日本の誇るフジヤマ!初っぱなから怠けさせてくれてアリガトウ。
「風邪」という寝正月ですごすための最も良い大義名分を得たので、すっかりベッド&TVと友達になっていた僕ですが、正月番組のおかげですっかりお笑いに詳しくなって、お腹こわしたおかげですっかり胃腸もキレイになって、それでもヒマなので曲でも作って時間つぶしてました。おかげで正月3が日に3曲出来ちゃいました。まさに「風邪弾いた」って感じ。1年中風邪ひいてた方が良いかも、いやいやでもやっぱりお酒も呑まないと。
また来週から新年会の日々が始まるので、それに向けて万全の体調を作らないとね。今年もヨロシクです!
2005年12月31日 土曜日
009 インターナショナル
何を隠そう僕は「国粋」と言っても良いほどの愛国主義者なのですが、単に「日本が好き」という意味ではなくて「自国に誇りを持つことそのもの」が好きなのです。なので、他の国の人がその人自身の国を溺愛していたとしても、むしろそれだけでその人を信用してしまうのですね。みんながそれぞれ自分の故郷に誇りを持っていた方がキモチイイし。身近なものを愛するココロが好きなんです。
QYPTHONE結成時に「このバンドでの海外/日本国内の活動を50:50にする」という目標を決めたことがあったのですが、実際に海外のライブやリリースを続ければ続けるほど「自分たちは日本発の音楽をやっている」という強烈な自負心が必要だと痛感するんです。もう妄想に近いくらい思いこんだりしてね。そうすることでやっと外国人たちは「オ〜!アナタタチハニッポンノオンガクネ」と認知してくれるんですよね。
Hip Hop、R&B、Jazz、Brasil・・・ジャンルは何でも良いけれど、単に本物ソックリな音楽ってだけでは、日本国内だけならば「それこそがインターナショナル!」みたいな錯覚におちいるけれど、日本以外の人々にとってはただの亜流のニセモノ音楽なんですよね。だって本物がその国にあったりするんだもの。そりゃ本物聴くさ。
まったくオリジナルである必要は無いし、個性だけが音楽の本質とも思いません。むしろどこか聴いたような懐かしい感覚も音楽には大切だし。ただ、日本に住んでいて、日本で生活している中でしか持てない感覚、好み、実生活のニオイ。そんな身近な感覚を大事にして音楽を作ること。僕はそんな小さなことをすごく大事にしたいんだなあ。
一番身近なものを大切にすることが実はインターナショナルかも、なんて思いながら、これから年越しそば食べます。以上、朝からそばを喰うための言い訳でした。皆さん、良いお年を〜!!!
2005年12月15日 木曜日
008 デッサン
僕が描く絵のヘタさ加減はそんじょそこらの凡人とは訳が違います。まさに天才的なヘタさ。パースという概念にとぼしいらしく常に2Dの「ちびまる子ちゃん」状態。僕としては超立体的に書いているつもりでも、いざ描き上がると地中海の洞窟の壁画みたいになっているという事実は、すでに世界七不思議のひとつとして世界中に紹介されています。
就職活動でナムコを受ける時に企画書審査というのがありまして、一次審査でゲームアイデアを企画書に書いて、審査に通ると二次審査ではその企画書を実際にプレゼンする、という試験でした。自分の持っているだけの最高のデッサン力とサクラクーピーペンシルを駆使して、自分的にはまるでCGのような企画書を描き上げました。で、それをまずはQYPTHONEのメンバーに見てもらってね。QYPTHONEは他の2人とも絵に一家言持っていて、ボーカルの泉ちゃんに至っては某有名美大の油絵科だったりするんですね。で、何と2人とも大絶賛するんですよ!お〜、やっぱり僕には画才が!喜び勇んで理由を聞くと、「奥に行くにつれて広がるパースなんて描こうと思っても描けない。芸術的だ!」「これをワザと描けるなんてスゴい!」・・・あのーすいません、自分としては正確な遠近法なんですけど。。。今年のクリスマスプレゼントでサンタさんは僕に「デッサン力」をくれないかなあ。