Column

リニューアル!

ようやくホームページをリニューアルしました!今回のページデザインは僕的に超お気に入りなので、リニューアルの日を迎えられたのがすごく嬉しい!というわけでまたぼちぼち当コラムを再開しようと意気込んでいる次第でございます。ちょうど水木しげる著「ゲゲゲの鬼太郎」で登場人物たちが出す鼻息の描写を思い出して頂ければ、僕の意気込みがどれほどのものなのかご想像できるかと思っております。

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Lily Allen / Alright, Still



今年の夏も相当暑かったですね。ここ2〜3年は猛暑が続いていて、日本もそろそろ亜熱帯気候づいてきたなあと、しみじみ地球温暖化を体感していました。
僕は夏の暑さが大好きなので、朝起きて太陽がカンカン照りだと「何かしなきゃ何かしなきゃ」と落ち着かなくなります。この太陽光線を無駄にしないように外出しなきゃ、とか、公園で体操とかした方がいいのかな、とか、プールとか行っちゃって夏を満喫しちゃおうかな、とか。とにかく色々なことをクーラーの効いた部屋の中で結局は夕方まで考えちゃったりして。地球温暖化に一役買っちゃってるなあ。
そんな涼しい部屋の中から太陽の光を見つつ、「なんちゃって」な夏を感じつつ、結局インドアな夏を過ごしつつ、よく聴いていたのはこのLily Allen。何だかトゲがあるようで無い「なんちゃって」感がちょうど僕の夏の過ごし方とリンクしたりして。歌からオケまで全部自分で作っちゃうあたりのインドア加減も共感できるし。
今年の夏はレコーディング三昧だったので、来年こそは夏前にレコーディングを終わらせて、バーチャルではない夏を満喫したい!・・・ってもう来年の夏の話をしちゃってるわ。

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カラリス


「遊び」に関しての僕の信条はかなりハッキリしていて、特にゲームではそれが顕著なんですね。最近のゲームはグラフィックばかりがものすごく綺麗で、実写と見紛うものも多いですが、ゲームそのものの面白さとは何の関係もない部分にそれだけ力を入れていても、肝心のゲーム自体は全然面白くなかったりしてね。「お化粧は上手だけどスッピンはどうなの?」みたいなことになっちゃってるゲームが溢れすぎて、最近のゲームは全然好きじゃなかったんです。結局テトリスとかの方がオモロイじゃん、なんて思ったりしてね。

そんな僕の思いに世界のNINTENDOが気づいてくれたようで(そんな訳ないか)、ゲームボーイから超シンプルゲームのシリーズが出ました。その名も「Bit Generation」シリーズ。ゲームのルールと映像はいたってシンプルなものばかり。だからこそゲームそのもののアイデアと面白さ、難易度のバランスなどが大切になってくるのですが、そこはさすがNINTENDO。バッチリの面白さでした。

中でも特に僕がハマったのが「Coloris(カラリス)」。ブロックの色を変えて同じ色に揃えるとブロックが消えるという、「ぷよぷよ」と「さめがめ」を足したようなルールなのですが、色の変え方などに制限がある分、すごく新鮮なゲームでした。映像も音楽も最高で、しかもゲーム自体が面白い!すっかりハマって3日で全面クリアしてしまいました。

こんなに同じゲームをずっとやったのは久々だなあ、なんて感慨に浸りながら全面クリアのエンディング画面をボーッと見ていたら、何と音楽のクレジットにアノ人の名が!これにはビックリ。あ〜、不覚にも「カッコイイ」とか思っちゃったよ〜。

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やわらかソースせんべい


先日は僕が世界一好きなジャンクフードの帝王「ペヤングソースやきそば」について語らせて頂きましたが、その際には「麺類」という視点からの話が多かったせいか、「ソース」にスポットを当てたコメントが少なかったですね。後日「全日本ソース愛好会」や「極東ソース連盟」、果ては海外の「Universal Sauce Organization(USO)」などから抗議の電話が殺到しました。USO(嘘)です。
ソースといえば、小さいころに実家の惣菜やさんで売っていた「ブルドッグソース」のミニサイズをポケットに入れて、外で遊んでいる時に少しずつ飲んでいたくらい大好きな調味料のひとつです。最近とみに「マヨラー」人口が増えてきているようですが、僕のような「ソーサー」は果たしてどれだけいるのか気になるところです。
なので、夏祭りの夜店などに行くと、かぐわしいソースの匂いにやられっぱなしです。たこ焼き、お好み焼き、焼きそばなどなど、夜店の隠れた主役は実はソースだったんですね。
そんなソーサーの僕がこの夏オススメしたいアイテムがこの「やわらかソースせんべい」。これまた僕の大好きな「ぬれせんべい」のソース味というか、「歌舞伎揚げ」やわらかバージョンのソース味というか(普通の歌舞伎揚げのやわらかバージョンも食べてみたい)、まさに新食感。でも食べてみると何か懐かしい味がするな、、、そうだ!駄菓子屋さんでよく食べた「ソースせんべい(極薄のウエハースみたいなせんべいにソースや梅ジャム塗るやつね)」にそっくりなんだ!
そう考えると、ソースって日本のジャンクフード界を背負って立つ頼もしい調味料だなあ。マヨネーズやケチャップに負けるな、ソースよ!(まあ結局は全部大好きなんだけどね)

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「お祝い」され下手

先週はイベントでお誕生日を祝ってもらっちゃったりして、年甲斐もなくマジで心の底から照れてしまいました。大雨の中だったのにたくさんの人が来てくれて感激でした。遊びに来てくれた皆さん、プレゼントまで持参してくれた皆さん、イベント関係者の皆さん、この場をお借りしてお礼申し上げます。どうもアリガトウ。
こんな仕事をしていて何ですが、昔から自分が主賓のようにお祝いされる場というのがどうも照れくさくてね。小さい頃から誕生日会なんてされたことがほとんど無くて、他人から呪われることはあっても祝われることが少ない性格なもので。
で、そういうお祝いの場で何が一番照れくさいかと言えば、その「お祝いされる」はずの場所に、お祝いされると分かっていてノコノコと出向いてしまう自分が一番恥ずかしいのですね。「何だよ自分、照れくさいとか言いつつ、しっかり期待してんじゃねーか?」なんて自問自答しながら、あまり物欲しげな顔とかしないように気をつけたり、イヤやっぱり素直に喜んだ方がいいかな?なんて自分の小心さを丸出しにしたりしてね。そんな下らない煩悩に頭を巡らせてしまうから、いざ「おめでとう!」なんて言われると、つい「すいません」って返答してしまったりして。おいおい普通は「ありがとう」だろーが。
イベントでも郵便でも、全国各地、果ては海外からも本当にたくさんのお祝いの品を贈って頂いて本当にアリガトウございます。本当に本当に嬉しい限り。頂いた贈り物を部屋に並べてみたら、そのほとんどが「お菓子」「日本酒」「酒の肴」「音楽」でした。うーん、みんな僕の事を本当に分かってくれてるなあ。まさにパーフェクトな晩酌セット。ワールドカップを観戦しながら、こころゆくまで堪能させて頂きます。当分二日酔いが続きそうなので「ウコンの力」を買い貯めしなきゃ。

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ペヤングソースやきそば


日本人は麺類が好きな国民ですが、僕ももちろんご多分に漏れず、世の中の食べ物が全て麺状になっていても良いのでは?と思うくらい大の麺好きです。麺状になった牛肉に、焼肉のたれをそばつゆ代わりに浸けながらすすってみたい衝動にかられることが年に二、三度あるくらい麺好きです。
ラーメンを食べた後のスープにライスを入れて「ラーメンライス」と称して食べている方もいらっしゃるそうですが、僕に言わせればその前に食べた麺に失礼な話です。さっきまで麺で楽しんでたのに、結局最後にライスを入れて「いやーやっぱりシメはご飯だわ」なんて。だったら最初からご飯を食べればいいのに。
世の中に幾多の麺類の中でも、僕が今までの人生で一番食べた麺類がペヤングソースやきそば。おそらく今まで余裕で500個以上は食べてます。高校生の時は1食3個で3食全部ペヤングだった頃もありました。1日9個か。若いというだけでは済まされない単なるアホですが、まあそのくらい好きだったんです。ウワサによると関西圏にはペヤングが売っていないとか。それってマジすか?隠れた国民食だと思っていたのに。
食べる度にいつも「カップやきそばって一度も焼いてないよなあ」と不思議に思っていたので、昨日ペヤングを買って来て熱湯に3分浸した後にフライパンで炒めてみました。ジャンクフードってなぜか、ひと手間かけると美味しくなるので・・・と思いきや、あれ?意外に全然変わらないわ。て言うか、そんな手間かけるなら普通の焼きそば作った方が早い、と気づいたのは食べ終わった直後でした。

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Appenzeller kase & Lindt Lindor Stracciatella

20日間に渡ったヨーロッパツアーも無事終了し、ようやく日本に帰って来ました。毎回かならず海外に行くと体重も海外サイズになってしまい、日本に帰ると「あれ?太った?」と言われ「いや〜時差ボケで、むくんだだけ」と苦しすぎる言い訳をしていたので、今回は「絶対に太らないで帰って来る!」と日本に言い残して、悲壮な決意で戦地に赴いたのであります。

しかし、やはりヨーロッパ列強は手強い。何せ1品の皿のサイズが違う。駅のホームの吊り時計ほどある大きさの皿に、これまたスーパーサイズのステーキとか乗っかっちゃってたりして。それでも「ランチ」だからまた困る。決意の固い僕は「サラダだけで」なんて言って楽しいランチの場を若干シラけさせたりするのですが、それも心配無用。出てくるサラダもかかっているドレッシングの量もスーパーサイズなので、その大きさだけで「おぉ」なんて言って盛り上がれるのです。
それほど決意の固い僕でしたが、チョコ&チーズ王国スイスは強かった。完敗です。美味しすぎる。オフ日を利用して、あの高級チーズAppenzellerのチーズ工場を見学しに行ったりしたのですが、これがまた美味い。しかもチーズを作る作業員たちのテンポの良さと言ったら、、、彼らのリズム感に敬意を表して今度Appenzellerチーズの曲を1曲作ることにしました。


そしてチョコ。チューリッヒ郊外の小さいガソリンスタンドで「あ、Lindtだ」と思って何気なく買ったLindorのチョコがこれまた激ウマ。まん丸のホワイトチョコを噛むとトロリあふれ出すバニラクリーム。ホワイトチョコの裏にはキャラメルがコーティングされて中のクリームとベストマッチ。小さい頃、ドラえもん11巻でのび太が買った「百年後のおかし」を見て「食べたい!」と思ったことのある人は、このLindor Stracciatellaを食べれば必ずや「ビンゴ!」と思うに違いありません。僕も食べた瞬間にそう思っちゃったほど。写真を撮る前に全部平らげてしまいました。こんな強力なチョコがガソリンスタンドの片隅に置いてあるとは・・・恐るべし、スイス。

というわけでスイスでこそ美味しすぎる苦杯を舐めましたが、帰国しておそるおそる体重計に乗ってみると、何と±0kg!良かったー。
ホッとしたのか帰国してから日本酒で毎日祝杯あげ続けてます。それじゃ意味ないっつーの。

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ヨーロッパツアー中

先月のGroovy Sauceが終わった後そのまま成田からヨーロッパツアーに発ち、今ドイツにいます。今回はNYのDJ、ursula 1000と一緒に回っています。昨日はフランクフルトでライブ&DJでした。こんな感じのお祭り騒ぎ。

この1週間はサマラ、カザン、ウーファと、大学受験が地理選択だった僕でさえ聞いたことの無いような中央アジアの都市を回って、本当に日本に帰れるのか心配でした。ようやくドイツに戻って明日から4日間スイスなので、普通の文明のありがたみを噛みしめています。こんなカザフスタン国境近くの町でも僕の音楽を知ってるなんて、世界って広いんだか狭いんだか。サマラでのライブ直前はこんな感じ。

ヨーロッパはコンビニがほとんど無いのでコンビニっ子の僕は1日に2回ほど禁断症状に陥ります。あーコンビニでハッピーターン買い食いしたい。

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4/21 GROOVY SAUCE

毎回すこぶる盛り上がる中塚武主宰のパーティー「GROOVY SAUCE」がLA FABRIQUEにて今月も開催されました !

4月のはずなのに、思わず身震いしてしまうような気温の当日でしたが、会場は完全に熱帯雨林。
VJ GUNによる色鮮やかな豊かな映像で彩られ、パーティーがスタート。序盤からレジデントDJ陣(大西陽介・岩谷茂・藤澤志保)のトリオがいきなりキラーチューンを連発し、一気にフロアは温度上昇。今月から初参加の中田ヤスタカ(capsule)の最高にキラキラなハウスビートでフロアはすでに飽和状態 !

そして、熱気で蒸し風呂状態の会場に本日のゲストDJ、Ram Rider登場 ! 「キャー!ウワー!ヤベー!ラム様ー!」 という心の中で叫ぶファンの声が聞こえるかのような存在感で、Ram Riderワールドを展開。エレクトロハウス、テックハウスという展開で会場を怒濤の渦に巻き込みまくります!
そしてなんと、本日のもうお一人のゲストDJ(なんて豪華な!!)、伊藤陽一郎(akakage)の登場! もはや職人芸的な腕前でフロアを大気圏突入の勢いで加速。矢継ぎ早にトラックを繋ぎながら彼の指先から繰り出されるフィルターワークがこれまたたまらない!! 会場がヒートアップするのと一緒にどんどん薄着になる伊藤さんがこれまたストリップを見てるかのようにセクシー。思わず抱かれたいと思ってしまった女性はたくさんいたでしょう。(私もその中の一人)

さあさあ出ました、当パーティーのホスト役、そしてアップリフティング番長、中塚武の登場! ファンがブース前を占領。確実にウィダーインゼリー10秒チャージが必要なお客さんを休ませない渾身のDJ! ハウスを中心にもうクラブではクラシックとなった名曲「Love Wing」でフロアは大爆発!!! こうなったら中塚武もお客さんももうそれは止まりません、止まれません。DJ中の中塚武のパフォーマンスはこれまた見てる人を飽きさせない。さすがエンターテイメントの帝王。「私、ここで死んでもいい」あまりの楽しさにふと頭をよぎってしまった人多数。(私もその中の一人)

イベントも深い時間となってきましたが「GROOVY SAUCE」は上がったままさがりません(笑) レジデントDJ陣chaki、那須野彰洋の上がりっぱなしの選曲にお客さんは昇天寸前!
そんなアッパーな選曲をしているところへ、おや、中塚武、伊藤陽一郎(akakage)、Ram Riderがブースへ集結。何が始まるの? と思いきや、な、な、なんとDJバトル!!!
しかも、なんとレベルの高いDJバトル! ピエールマルコリーニのパフェを食べて、「幸せー」と恍惚の表情を見せる時のような至福で贅沢な時間。なんて盛りだくさんなイベントなのでしょう。。ためいきが出てしまいますわ。。。
そんなドーパミンでっぱなしの状態でしたが、中塚武のMCではっと我にかえる。

「また来月5/19に会いましょうー!」

そう、来月は、レジデントDJ陣参加のアナログコンピレーション「GROOVY SAUCE COLLECTION’06SSの発売を祝したリリースパーティなのです!!
何と今回は中塚武の新曲も収録(!)の全6曲。発売は5/12なのでぜひご購入のほどを!
今宵もフルコース堪能でご満悦のイベントとなりました。満員御礼にて来てくれた皆様本当にありがとうございます!
次回は5月19日(金)、場所は同じく渋谷LA FABRIQUEにて。
リリースパーティですので、DJ陣気合入りまくりです。ご期待あれ!!!

さあ今日も踊りまくり飲みまくり!

ラム様のDJ姿ですわん。

この夜ならではの超豪華な3ショット!何とも嬉しそうなタケシ君。

まさに「Mr.ダンディー」akakage伊藤陽一郎さん。

フロア大爆発!!この状態が朝まで続いてました。

フロア前にオーディエンス殺到。「萌え」外人まで殺到。

何と朝には3人のDJバトルが!最高峰の技術の闘いは凄まじかった…。

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Sound of Music


僕は映画やミュージカルのサウンドトラックが大好きで、サントラの仕事依頼が来るとそりゃもう大喜びする訳です。そんな僕が「サウンドトラックのベストを挙げろ」と言われたら迷わずこの「Sound of Music」と即答します。
もちろんストーリーも大変良いのですが、この映画の主役は主演のJulie Andrewsでも子供たちでもアルプスの山々の景色でもなく、何と言っても音楽。僕はオペラやミュージカルそのものも大好きなのですが、やはり元がミュージカルの名作なだけに「映像を肴に音楽を聴く」という味わい。
これまた凄いのが、この一本の映画から何曲も世界のスタンダード曲が生まれている点。一本の映画から1曲スタンダード曲が生まれたら大成功のはずなのに、この映画からは何曲も生まれてしまっているから「Sound of Musicのテーマ」と言われても、どの曲を指しているのか分からないほど。こんなこと「カルメン」以来じゃないかな。
もちろん佳き映画黄金時代に制作されたというタイミングもあるとは思いますが、そんなタイミングの良さも名作の条件。「現在のロックの原型はすべてビートルズに行き着く」という人がいますが、現在の映画/ミュージカル音楽の原型はすべてSound of Musicに行き着くと思ってます。Rodgers & Hammersteinコンビが最後に残した大傑作スコアですね。
数年前からこのスコアを血眼になって探しているのですが、なかなか手に入れられないんですよね。スコアがあればいつでもどこでもあの素晴らしい音楽世界にどっぷり浸れるのになあ。
ちなみにオーストリア人の友達は「この映画のせいでオーストリア人が田舎者だと世界中に思われてしまった」と怒ってました。あはは。

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ハイパーオリンピックとその続編


コナミという会社は今でこそスポーツクラブやプロ野球のスポンサーなど、ゲームという枠からスポーツビジネスの世界に飛躍を遂げようとしていますが、そのルーツは1984年のロス五輪の一年前にリリースされて大ヒットした「ハイパーオリンピック」にあるわけです。
会社というところは、ひとたび大きいヒットを出したジャンルが「名物部署」として社内で定着するものなんですね。おそらくコナミ社内でも「スポーツはコナミ」みたいな風土がじわじわと根づいていたのではないかと。そのジャンルで次のヒット作が生まれるまで待てるだけの「懐の広さ」みたいな空気が社内に充満するんですよね。
周囲が待ってくれる、ということはそれだけ期待も大きく、必然的にプレッシャーも大きくなる訳ですね。その期待に応えたいがために、結局は安易に二匹目のドジョウを狙ってしまう。いわゆる「続編」ってヤツです。この続編というのが曲者で、最初の作品を超えるのは難しかったりするのが世の常というか無常というか。周囲は「攻めの姿勢」を期待しているのに、作り手側が「守り」に入っちゃうんですね。欲が恐怖心に変わる瞬間、すなわち、成功が失敗に変わる瞬間。
続編である「ハイパーオリンピック’84」はやっぱり非常に微妙な結果となりました。第一作に勝るとも劣らぬ優れた作品だったのですが、やっぱり攻め切れなかったんでしょう。成功体験のあとこそ、むしろその成功を捨てるくらいに強い攻めの気持ちが必要なんですね。でないと、たった一つの小さな成功に自分自身が押し潰されてしまう。
ちなみにこのシリーズで初めてカーリングというスポーツを知ったなあ。今でこそ花盛りのカーリングですが、実はゲーマーの間ではかなり以前からメジャーなスポーツでした。

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散歩コース(浅草編)

今まで国家最高機密だったのですが、僕は年に3回浅草に行くんです。5月に三社祭を遠目で見に行って(ほとんど露店の焼きそばを食べ歩くだけですが)、夏の四万六千日にほうずき市を通り過ぎに行って(買ってもまったく使い途がないからね)、11月には並木藪の新蕎麦を食べに。ていうか他の2回もけっきょく並木藪には立ち寄るんですけどね。

三社祭とかはみんなイナセな格好しててね。僕なんかが着たら似合わないだろうなあ、なんて憧れながら焼きそばを食べ続けて。人でごった返しているにもかかわらず、都心のよどんだ人混みとは空気がまったく違うんですよね。みんな笑顔だからだろうなあ。笑顔だったらどんな人混みでも気持ち良いんだ、なんて考えながらまた違う露店の焼きそばを食べて。

その3回以外でも、レコーディングが早く終わって結構良い仕上がりになって、しかも次の〆切がまだまだ先、なんていう奇跡的な日は、その奇跡を祝うためにやっぱりぶらりと浅草まで足を伸ばします。
普段の日は焼きそばの露店も無いので、まず並木藪で蕎麦をたぐって、浅草寺をお参りしてから蔵前までのんびり歩いて、地下鉄に乗って森下の「みのや」の桜鍋を食べに行ったりしてね。つまりずーっと食べてるわけです。

少し前はビールで桜鍋を小鍋仕立てで、という感じだったのですが、ビールが苦手になった今は専ら日本酒で馬刺しが嬉しくなってます。

「何だかいつも呑気な生活してるなあ」というちょっとした後ろめたさがまたお酒にほんのり苦みを与えて、「まあまあ今日は奇跡のお祝いだから」なんて自分をなぐさめながら肉をつつく。
こういう散歩はぜったいにひとりで行くべきですね。誰とも会話しないからこそ美味い酒もあるから。さすが横浜在住の引きこもり。

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2/25 Break’n Jazzライブ レポ(2)

2月25日土曜日19:00、JZ Bratに集合。
今晩のBreak’n Jazzで共演するquasimodeの後でリハーサルに入りました。
渡辺さんの楽器、ヴィブラフォンというのは持ち運びが大変で、ライブや練習の度に毎回バラバラの重い部品を組み立てなければなりません。この日も渡辺さんはroutine recordsの西崎さんと二人がかりで工具を持ち出し、土台の組み立てや鉄琴部の調整など、ほとんど大工仕事のようにトンテンカンと忙しそうです。それを眺めながら生来めんどくさがりのタケシは「たいへんだなあ」と感想をもらし、自分だったら組み立ての途中で気を失ってると思ったようです。

タケシは少年時代、元々サックスが欲しかったのですが、「手入れがめんどい」という事実を知るなりすぐに諦めてしまいました。めんどくない方向で楽器を突き詰めて行くと究極は「たて笛」になるのですが、バンドのパートにはなかなか「たて笛」を必要とする場面が無く、最終的にキーボードに落ち着きました。更に彼は「出来るだけ持ち運びに楽なキーボードを探すためならば、人生の貴重な時間をいくらかけたって構わない」という頑とした人生哲学を持っていますが、言葉のアツい響きの割にあまり立派な内容とは思えません。(彼は小学生の時も「この重いランドセルをいかにして同級生に持たせるか」という命題に熱心に取り組んでいました。尊敬する人物はジャイアンだそうです。)

滞りなくリハーサルが終了。メンバーは一旦めいめい食事などに出かけました。
今回初めてボーカリストとしてステージに立つタケシは、いつものライブと違う緊張を感じているようです。今まで何百回もライブをおこなってきた彼ですが、よし頑張ろう、と声に出して自分を奮い立たせていました。全くもって「頑張ろう」という言葉が似合わない男です。

JZ Bratに戻ると早くもお客さんが満杯で、フロアもアツくなってきています。よく見るとフロアでひときわアツく踊っているのは渡辺さんではありませんか。ライブ前にもかかわらず渡辺さんから溢れるファンクネスはどうにも止めようがありません。先ほどやや緊張を示していたタケシもライブ直前になるとすっかりいつものハイテンションに戻り、ノンアルコールなのにうるさいほどに饒舌です。

三浦さんのドラムと猪俣さんのボンゴの掛け合いから始まるやいなや、タケシが全くのアドリブでコーラスを入れます。やっぱり超アドリブ芸人・タケシ。スタジオ練習と全然違う展開でスタートしてしまいました!
渡辺さんのカウントをきっかけに曲に突入!一斉に沸き上がるオーディエンス!
曲中もタケシはアドリブ連発、我々メンバーは驚きつつ呼応しつつも「どうなっちゃうんだろう!?」と、むしろこのスリルに期待を大きくしました。
MCでは漫才コンビ「タックン・マックン」ぶりを見せつけ、饒舌な二人のベシャリを展開。
スライ&ザ・ファミリーストーン「Family Affair」、リーバイスのCMでお馴染みHipster Image「Make Her Mine」と続くと、タケシはいきなりハンドマイクになり客席にせり出すという、全く予想外の行為に躍り出ました。バンドメンバーの我々もびっくりです!オルガンはたまにしか弾かず、顔芸や振り付けとともにオーディエンスを煽動!
タケシの「スペシャルだろ〜?」のMCを待つまでもなく、あまりのスペシャルぶりに観客も驚き歓喜の嵐!渡辺さんも「ノってる!?」と、味ありまくりのMCを披露、バンドのテンションも相当上がり、勢い余って次の曲がもの凄いスピードでスタートしてしまい、慌ててタケシがアイコンタクトでテンポを下げていました。そのスピーディーな本格派4ビート、タケシの歌が始まれば何とこれはKuwata Band「スキップ・ビート」の高速ジャズカバーではないですか!
タケシはもはやオルガンの位置には戻ってこないほど完全にハンドマイクの独壇場、さっきの緊張していた姿は一体何だったのでしょう?嘘のように攻めのボーカルスタイルです!
ジャンプして曲を締めると矢継ぎ早にカウントが入り、早くもラストソングのシュガーベイブ「今日はなんだか」で場内大合唱。展開部分では「Woo!Yeah!」のオーディエンスとのかけ合い大会に。
「楽しかったのでこのスペシャルユニットのCD作ろう!」と宣言し、ライブは終了!

予想外のことだらけでしたが、中塚武+渡辺雅美の二乗されたファンキー度の凄まじさ、二人の饒舌ぶり、そしてタケシの目立ちたがりぶりが浮き彫りになった夜でした。
このユニットの今後の展開が非常に楽しみなのですが、予測不能過ぎてスタッフの我々としてはどうなっちゃうのか不安もいっぱいです。


スペシャルユニットのライブスタート!


歌うタケシ。渡辺さんも真剣そのもの。


段々ファンキー度を上げるお二人です。


いい感じにテンションが上がってきました!


タケシの鍵盤を勝手に叩く渡辺さん。お茶目!


ハンドマイク寸前のタケシ。それを期待して見てる猪俣さん(Per)。


そのまま客席に突入していくタケシ。


みんな激しくプレイ中!


まさに独壇場。

場内も大合唱!大盛り上がりです。

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家族ゲーム


僕のiPodには「食べる音」というプレイリストが入っていて、ただひたすら何かを食べている音がずっと入っているのですが、普段僕はそれをぼおぅっと聴いてるだけですぐにトランス状態に入れるんです。人に肩を揉まれた時に頭の先から感じる寒気のような気持ち良さってあるじゃないですか。あれがゾワヮ〜ッと全身に来るんですね、食べる音を聴いてるだけで。ラーメンすする音を聴いてゾワヮ〜ッ、おせんべい食べる音を聴いてゾワヮ〜ッ、みたいな調子でね。
食べる音だけでそうなる訳ではなくて、人が肩を揉まれている姿を見ているだけでも、なぜかやっぱりゾワヮ〜ッと来るんです。自分が揉まれなくても全然構わない。むしろ自分が揉まれているよりも気持ち良いんですよ。以前NYを散歩していたら路上マッサージみたいな露店があって、そこで中国人マッサージ師がマッサージしている姿を見ているだけで、一人で勝手にゾワヮ〜ッとしていました。2〜3分何もせずに他人のマッサージを立ち見している姿はちょっとヤバい人に誤解されてしまったかも知れません。あ、「本当にヤバい」とか言わないで。
「家族ゲーム」を見た人なら分かると思いますが、オープニングがいきなり朝食を食べるシーン。しかも全編とにかく食べる音がデカいんです。オープニングだけ繰り返して何度観たことか。映画もそれなりに面白かったし松田優作や伊丹十三もイイ味出してますが、そんなことはあまり関心が無くて、ただただ食事シーンの素晴らしい映画だなあと。たぶん楽しみ方間違えてますね。

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散歩コース(上野編)

普段の仕事の中では一日に別のレコーディングが2本続くことも少なくないのですが、場合によっては「お昼にレコーディングが終わって次が夜」なんてこともよくあります。横浜在住の僕の場合「ちょっと家に帰って仮眠」なんていう自分にやさしいスケジューリングも叶うわけがなく、大都会東京を一日じゅう迷子の子鹿のようにひざをガクガクさせながら彷徨うことになるわけです。
都心のまっただ中にいるだけで人混みに悪酔いしてしまうヤワな三半規管を持つ僕は、喧噪を避けて上野か浅草にひとりで散歩に出ます。
僕のおきまりのコースは、上野広小路駅から歩いてすぐ、和菓子の「うさぎや」でどら焼きと最中を買って、そのまま不忍池まで少し戻るんですね。
のんびり歩いて日差しの暖かさを肌で感じたら、池のほとりのベンチに座って、買ったばかりのどら焼きをやおら取り出してね。まだ温かい焼きたてのどら焼きをほおばりながら、さんと照っていた陽が傾いて空の色が焼けるまで、ぼぉ〜っと座ってるんです。ホントにぼぉ〜っと。たぶん口も半開きかも。
2、3時間ほど座っていると曲とかも浮かんじゃうのですが、この時に浮かんだメロディはどんなに良くても全部ボツ。五線紙メモに留めることもしません。だって面倒だから。この時ばかりはメロディよりもどら焼きがエライ。音楽は池を泳ぐ水鳥の音だけで良いんですよね。でも水鳥にどら焼きはあげません。水鳥よりも僕の方がこのどら焼きの美味しさが分かるから。
気づいたら周りは学生カップルか老夫婦ばかりで、男一人でいるのは僕か他のベンチで寝ているホームレスばかりだったりして。まあ僕も似たようなもんか、と思いながらこの日6個目のどら焼きを開け始めて。食い過ぎだっつーの。

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Daniel Powter / Daniel Powter


最近は他のアーティストの音楽を聴くよりも、サンプリングCDのドラムの音ばかりを聴いている僕ですが、さすがに2〜3時間ぶっ通して「ドン、ドゥン、パスッ!」なんてドラムの音ばかり聴いていると、耳よりも先に頭が参ってくるんですね。真っ白になって何も考えられなくなってくる感じでしょうか。意外にも座禅のような効果すらあるんです。ヘッドホンでドラムの音を聴きながら目をつむり、なぜか自分自身を見つめ直したりして。はたから見たらちょっとコワい画です。
で、そんな感じで思いを巡らせると、マジで昔の自分に意識が帰って行くんです。自分が幼い頃に好きだった音楽、中高生の頃に好きだった音楽、大学時代によく聴いていた音楽の記憶が次々と、それこそ溢れるように出てくるんですね。僕のようなお粗末な脳の中にもこれだけ深層記憶があるんだなあ、とビックリするくらい思い出しちゃって。好きだったアニメの主題歌とかも完璧に歌えたりしてね。あんまり高級そうな音楽とかは聴いてこなかったことも痛感したりして。
このDaniel Powterも(ジャケ大・大好き。曲とアレンジも最高)今年初めによく聴いていたのですが、これも数年後には「あの頃あんな曲聴いていたなあ」なんて思い出すんでしょうね。僕の曲も聴いた人にとってそういうさりげない存在になればいいなあ、なんて思いながら、今朝もこれからサンプリングCDを聴きつつ曲を作ります。

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’06 1/20 GROOVY SAUCE レポ

中塚武が主宰するイベント・GROOVY SAUCEが、土俵をLA FABRIQUEに替えて再スタート!

この冬最高の冷え込みとなった当日ですが、踊りたくてどうしようもないお客さんのテンションで会場は一気にアツいムード。
そしてトップバッター大西陽介(陽ちゃん)もそれに呼応するアツいビートでスタート!
藤澤志保、chakiとバトンタッチする頃には既に最高潮に踊りまくっているオーディエンスのパワー、これは早くも凄いイベントになりそう。
寒空にもかかわらず続々押しかけ、開場から1時間足らずですでに盛り上がりは最高潮。すっかり嬉しくなって、早速飲み始めてしまいました。
そしてi-depの登場、いや、その前に彼らを紹介する中塚武のアナウンスがあります。
GROOVY SAUCEの再始動、そしてお気に入りのバンドi-depに参加してもらった嬉しさに、すっかり結婚式の上司挨拶状態となった中塚武のロングMC。
お客さんのウズウズ具合を頂点まで引っ張ってi-depのライブがスタート!
皆さんご存じのナンバーをナマで連射する彼らに激しく応える観衆、やっぱナマは気持ちええわ〜!!あまりの気持ちよさにアンコール!
ライブ直後にMAKAIの登場、いや、その前にまたも酔いどれ部長・中塚武のロングMCで再度ウズウズを引っ張ります。
豪快にフロアを煽るMAKAIのDJに、LA FABRIQUEの武宮店長も「いや〜いいっすね!」と楽しそう。
そしてGROOVY SAUCEの主将・中塚武が登場、的確な繋ぎとともに1曲毎にスロットルを上げ、フロアは完全にオーバーヒート!
i-dep→MAKAI→中塚武というスペシャルなクリーンアップが完成。そしてお後に控えしは、那須野彰洋、三浦信といった頼れるレジデントDJ陣。
いや〜、このイベントはどこを取っても旨みがしみ出る、海産物満載の鍋料理のようです!

フロアのオーディエンスは最後まで踊りまくっていて、あまりの楽しさに時間の感覚を失っていました。気がついたらもう朝、外は猛吹雪でした。。
次回は4月21日(金)、場所は同じく渋谷LA FABRIQUEにて。もちろん豪華ゲストも!乞うご期待!


新生GROOVY SAUCEスタートです!


この冬一番の冷え込みだったのに、フロアいっぱいのお客さん。みんな元気です!


スーパーバンドi-dep登場!ハードブロウ中の藤枝さん。


それに応える観客の熱気もすごいです!


GSオーディエンスとのすんばらしい一体感!


アンコールにも応えてくれました。i-depの皆さん、ありがとう!


そして酔いどれ部長の「三つの袋」の話。あまりに長くてMAKAI君も苦笑。


MAKAI君の華麗なプレイ!


主将・中塚武も更にたたみかけます!


みんな朝までガッツリ踊ってくれました!次回は4/21(金)!お楽しみに!!

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面接の達人


この前ぶらりと本屋に行ったら、就職関係の本がまあ並んでる並んでる。そう言えば僕の就職の時もすでに就職氷河期と言われていたから、今の人達も大変だろうなあ。
僕の場合を振り返ると、「パックマン命」が昂じて、小学/中学時代のなりたかった職業が「ゲームクリエイター」。ここまで単純明快だと産んでくれた親にも申し訳ない気持ちになりますが、まあ「電車の車両になりたい」という幼稚園の頃の夢よりもまだ人間らしくて救われます。
高校・大学くらいになるとゲームからも遠ざかり、「モテたい」なんていう色気に脳が支配されて、いかにもモテそうな音楽の道にのめり込む(実は意外とそうでもなかった)訳ですが、そんなこんなでダラダラと大学生活を送り、いざ就職活動となると周りの同級生も自分を見つめ直し始めたりなんかするんですよ。「じゃあ僕も」なんて流されつつ、たまたま手に取ったこの「面接の達人」とか読んで一人で焦ったりして。そりゃもう熟読しましたねー。赤ペンで○とかつけまくって。この本が無ければ僕はどこも受からなかったんじゃないかな。そう言えばこの本に書いてある内容って、就職だけじゃなくて普段の仕事の時も有効なんだよね。今読んでも結構楽しい。
よく「好きなことを仕事にしたい」と望む人が多いけれど、僕が思うに、職業選びは「好きな自分でいられるかどうか」で決めた方が良い気がします。朝起きた瞬間から「好きな自分」でいられるなんて、24時間キモチイイよね。

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ミスタープロ野球

今日、数年ぶりにミスター・プロ野球、長嶋茂雄さんが公の場に出て肉声を披露していました。チビっ子に野球を教えたりしてるのも長嶋さんらしかった。別に彼が好きって訳でも何でもないのだけれど、人間が病気や挫折を乗り越えて社会に復帰することの尊さというものを見せてくれました。
彼が現役の選手時代にまだ僕は生まれていなかったので、選手としての彼の魅力は正直言って分からないんだよね。今やそういう人も大勢いるでしょう。だから監督とかやっててもいまいちピンと来なかったし、彼が元気な時は「過去の栄光」っていうか、周りが持ち上げ過ぎって感じがしてたんですよ。
でも今回は全然違う。プロ野球とは全く関係なく、人間が誰でも年老いた時に何らかの形で迎える老化や病気。それは乗り越えられる人もいれば残念ながら乗り越えられない人もいる。そこで元気な姿を、しかも公に見せられるというのは人並み外れた努力とリハビリが必要なんだよね。野球界のカリスマとか関係ない。むしろあれだけの注目とプレッシャーがある中でのリハビリと回復。その重圧。「今オレがどう見えているか」なんて関係ない「とにかく野球が好きなんだ」という彼の心意気に涙が出たし、心から尊敬の念を抱きました。
僕は不摂生なのでこの先どんな不健康な人生が待っているか分からないけど(とりあえず虫歯治さなきゃ)、どんな状態になったとしても、微力ながら何かを人に伝えたいという心意気だけは持っていようと思うんだよね。人間として生きている限り、自分の最期の瞬間までは他の人間のために心を尽くしたいな、と思いました。

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メープルシロップ


今をときめく伊TM咲が何かの雑誌で言った言葉「この仕事をしている限り一生ダイエット」が、今の僕の食生活においての座右の銘です。あの彼女でさえそんなに気をつけてるってことは、ちょっと気を抜けば一生デブ路線を歩みそうな僕なんかはどうすりゃいいんでしょう?もはや「次の生まれ変わりまでダイエット」ですよ。という訳で今年も自分自身の旺盛な食欲と戦おうと心に決めた2006年、今年も流行りの健康食材には敏感に反応しようと思ってます。
とは言いつつ、甘いモノを見つけると健康食材よりも素早く口に入れてしまう悲しいDNAを持つ僕としては、すぐに「甘いモノを食べながら一生ダイエット」などとまあ何とも都合の良いことを考えてしまい、24時間体制で「甘くて太らないモノ」探しに余念がないワケですね。モノだけでなく考え方も甘党なんです。
そんな僕がオススメする「甘いのにそんなに太らない食材2006」がメープルシロップ。完全天然素材(楓の樹液)なので実はミネラル豊富で超ヘルシー。いろいろ試した結果H.T.EMICOTTのエクストラ・ライトがさらりとしてお気に入り。無糖のヨーグルトにメープルシロップを入れて食べると、もうそれだけで至上の香りと甘みに。しかもヘルシーと聞けばなおさら。
そんなこんなでメープルシロップ漬けの最近ですが、美味しいからと言って結局はバタートーストにかけたりして本末転倒の結果になりそうでコワイ。

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初風邪

新年あけましておめでとうございます!!
「花より男子」のおかげで中塚という苗字もすっかり全国区になった昨年でしたが、さあ今年も適当に怠けながらやるぞー、と元旦の朝にベランダから見える富士山に叫んだのが功を奏したのか、正月からすっかり大風邪ひいてしまいました。
さすが日本の誇るフジヤマ!初っぱなから怠けさせてくれてアリガトウ。
「風邪」という寝正月ですごすための最も良い大義名分を得たので、すっかりベッド&TVと友達になっていた僕ですが、正月番組のおかげですっかりお笑いに詳しくなって、お腹こわしたおかげですっかり胃腸もキレイになって、それでもヒマなので曲でも作って時間つぶしてました。おかげで正月3が日に3曲出来ちゃいました。まさに「風邪弾いた」って感じ。1年中風邪ひいてた方が良いかも、いやいやでもやっぱりお酒も呑まないと。
また来週から新年会の日々が始まるので、それに向けて万全の体調を作らないとね。今年もヨロシクです!

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