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6/23出演者紹介(11)【土岐麻子】

【土岐麻子】



大学を卒業してすぐの僕は、ナムコという会社でゲームを企画しながらQYPTHONEで音楽活動をしていましたが、ちょうどその頃ひょんなきっかけでCymbalsのお手伝いでキーボードを弾き始めたのが、土岐ちゃんとの最初の出会いでした。

お手伝いする前にあらかじめCymbalsのデモ音源をもらっていたのですが、あまりの歌声の素晴らしさにリハーサル初回から大緊張して臨んだのを憶えています。
当時はCymbalsのインディーズ1stに僕が参加したり、QYPTHONEの1stに参加してもらったり、学生時代の延長のような感じで音楽活動をしていた頃でしたが、その当時から土岐ちゃんの歌声はすでに、周りの人たちを幸せで包み込んでいました。

お互いソロ活動を初めてからも、僕のアルバム『GIRLS & BOYS』収録の「Your Voice」でコラボレーションさせてもらったり、企画コンピレーションでカヴァーを共演したり、何かとご一緒させてもらっていましたが、いまや日本を代表するアーティストの1人となった土岐ちゃんの音楽に臨む姿勢はデビュー当時とまったく変わらず、いつまでも自然体の人だなあと感じます。

ソロになってからの彼女の作品はとくに、「歌手・土岐麻子」だけでなく「表現者・土岐麻子」が余すところなく表現されていて、僕は大好きなのです。
作り手である彼女自身の心の動きと、聴く人自身の心の琴線が、まるで織物のように編まれて、聴く人それぞれに別の模様が表れる感じがするのです。
つい最近リリースされた彼女の最新作『HERATBRAKIN’』も素晴らしい仕上がり。彼女の歌声と心象風景に浸りきれる作品です。

今回の6/23は、東京・大阪のホールワンマンライヴを一週間後に控えているにもかかわらず、緊急参戦してもらえることになりました。
ぜひその素晴らしい歌声に包み込まれてください。

  1. reikyo

    土岐さんの声は本当に不思議です。
    彼女のライブで座ってじっくり聴いていただけで、
    涙が出てきたことがあります。
    歌詞とか情景を思い返しての涙ではなくて、
    声で心を震わされた、初めてのアーティストでした。

    土岐さんを辿ってまさに「Your Voice」で中塚さんを知りました。
    この曲で中塚さんの曲と歌詞の世界にハマりました。

    何十年ぶりだろう、歌詞にがぶり四つで向かい合えるアーティストさんに出会えたのはってくらいの、中塚さんの歌詞の世界も大好き。

    とにかく、今の私の音楽パーツの2大柱が一緒に歌うライヴが見られるなんて、生きててよかった!!くらいな衝撃と感動(まだ早いか)と、楽しみなんです(‘-’*)♪

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