Column

【情報アレルギー】

ぼーっと生きてる間に、世の中のスピードと情報量は大変なものになりましたね。
ときどき世の中の流れに全くついていけない瞬間があるのですが(というか結構多い)、そのたびに何だか人として世間からNGを出された気分になります。

もちろん実際に誰かにダメ出しされている訳ではないのですが、そういう被害妄想にかられた気分の時に限って、その疎外感を穴埋めするかのようにプライド=自尊心が必要以上に強くなっちゃうのですね。まるでアレルギー体質の過剰反応のように。
「プライド」なんて聞こえは良いですが、要はカッコ良く見せたい見栄ですね。これが強くなっちゃう。見栄ホルモンの過剰分泌です。

そうなるともう大変。
心身ともに「他人にカッコ良く見せたい」という願望が支配してしまって、ただでさえ速い社会のスピードや多すぎる情報にもスマートに対処できなくなってしまうのですね。
情報過多によって見栄ホルモンバランスに異常をきたしてしまう、これぞ情報アレルギー体質。



ひとたびこの情報アレルギー体質になると、欲しい情報ひとつひとつに過剰反応しちゃう。
情報に接するたび、心にくしゃみが出るような情報花粉症状態に。

「あーもうこんなスゴイ人がいるなんて自分はダメだ」
とか、

「この前までそうでもなかったあの人が今ではこんなにスゴくなっちゃった。焦る!」
とか、

「同い年なのにこの人はこんなことが出来るんだ、それに比べて自分は…」
とか、

まあとにかく、情報にいちいちネガティブ反応しちゃったりして。
何か調べものをしていたはずなのに、結局何を調べてたんだかよく分からなくなっちゃったりするんですよね。

「情報に踊らされる」なんて生易しいものじゃない。
「情報に神経をやられている」って表現の方が感覚的に合う感じ。
こんな人間疎外の状況は一刻も早く改善しなければなりません。

が!

だからって僕たちはもう、ネット社会や情報社会から逃れられることは難しい環境にあるのですよね。
ならばこちらから情報やネットに向かう姿勢を変えれば良いのだ!

ということで、情報アレルギー体質を改善する方法を考えてみたいと思います。

(つづく)

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